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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和53年
高松商河地、延長17回の熱投
 高松商が春、夏、秋と制し、各校とも打倒高松商を目標に励んだ一年だった。第50回選抜高校野球大会に出た高松商は、初戦で牛島−香川のバッテリーを擁する名門浪商(大阪)と対戦し3-0と勝ち、大いに期待されたが二回戦で東北(宮城)に3-5と惜敗した。この無念さが河地投手の夏の熱投につながったのかもしれない。
 春季大会は、近年粘りと地力をつけてきた神前監督率いる志度商が、白井敬、山本の継投と藤岡の決勝打で丸亀を退け25年ぶりの春の王者となった。高松商との代表決定戦は1点をめぐる激しい攻防の末3-4と涙をのんだ。
 第60回全国高校野球選手権香川大会の決勝戦は再び高松商と志度商の顔合わせとなった。春の雪辱を期す志度商が激しい闘志を見せ3回に3点先取すると、高松商も7回に3点を取り返しさらに8回3点追加すると、志度商も2点を入れて追いすがるという熱戦となったが、高松商が執念で甲子園出場をつかんだ。
 全国大会では仙台育英(宮城)と球史に残る熱闘を演じた。延長16回まで高松商河地、仙台育英大久保の投げ合いで0-0の均衡が続き、再試合かと思われたが、17回一死満塁から痛恨の死球による押し出しサヨナラで惜敗した。
 秋もまた神宮大会に出場した高松商が、四国大会でも一回戦池田を延長15回日没再試合の後2-1と下した。

第50回選抜高校野球大会
(53.3.27〜4.5)
【一回戦】 高松商 3−0 浪 商
【二回戦】 東 北 5−3 高松商

第31回春季四国地区高校野球香川県大会
(53.3.26〜4.5)
【決勝】 志度商 3−2 丸 亀

県代表決定戦
(53.4.16)
高松商 4−3 志度商

第31回春季四国地区高校野球大会
(53.4.30〜5.1 高知)
【一回戦】 高松商 7−2 南宇和
【決勝】 高知商 6−1 高松商

第60回全国高校野球選手権香川大会
(53.7.16〜28)
【決勝】 高松商 6−5 志度商

第60回全国高校野球選手権大会
(53.8.7〜20)
【一回戦】 仙台育英 1−0 高松商

第9回明治神宮大会県予選
(53.10.14〜15)
高松商 5−4 志度商

第9回明治神宮大会
(53.11.3〜6 神宮)
【準々決勝】 倉敷商 9−2 高松商

第32回秋季四国地区高校野球香川県大会
(53.10.21〜11.11)
【決勝】 丸亀商 3−2 志度商

第31回秋季四国地区高校野球大会
(53.11.18〜21 香川)
【一回戦】 高松商 2−1 池 田
【一回戦】 中 村 8−2 丸亀商
【準決勝】 高知商 8−5 高松商

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