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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和58年
尽誠、甲子園初出場
 第55回選抜高校野球大会に出場した尽誠は、初戦岐阜一と対戦したが、13安打を放ちながら初出場の固さが取れず拙攻を繰り返し3-5と惜敗した。優勝は池田(徳島)で水野投手の快投と江上を中心とする豪打で圧倒的な強さを示した。
 春季大会は寒川を下した三本松と高松南に勝った高松東で決勝戦が行われ、立ち上がり昌山投手から大量点を奪った三本松が吉井、東らの活躍で大勝し初優勝した。代表決定戦は尽誠が大技、小技で三本松を揺さぶり5-3で勝ち、四国大会に出場した。決勝では昨秋に続き再び池田に挑戦したが完敗し、池田神話なるものが生まれた。 打倒池田が合言葉となり、池田ブームが全国に広まった。
 第65回全国高校野球選手権香川大会は尽誠、三本松、高松東の優勝候補が相次いで姿を消す波乱の大会となった。決勝に残ったのは古豪高松商と高松南であった、前半2点のリードを奪った高松南を、7回一瞬のスキを突いた高松商が逆転し、3年ぶりの優勝を飾った。全国大会では初戦宇都宮南(栃木)と対戦し、辰亥英の力投も空しく1-2で惜敗した。
 秋季大会は丸亀商が4年ぶり7度目の優勝をし、高松商と共に四国大会に出場した。丸亀商は準決勝で池田と壮絶な打撃戦を展開、延長10回13-12とサヨナラ勝ちをし、遂に池田に打ち勝った。

第55回選抜高校野球大会
(58.3.26〜4.5)
【一回戦】 岐阜第一 5−3 尽 誠

第36回春季四国地区高校野球香川県大会
(58.3.25〜4.5)
【決勝】 三本松 12−2 高松東

県代表決定戦
(58.4.17)
尽 誠 5−3 三本松

第36回春季四国地区高校野球大会
(58.5.3〜4 愛媛)
【一回戦】 尽 誠 8−2 今治西
【決勝】 池 田 8−2 尽 誠

第65回全国高校野球選手権香川大会
(58.7.15〜27)
【決勝】 高松商 4−3 高松南

第65回全国高校野球選手権大会
(58.8.8〜21)
【二回戦】 宇都宮南 2−1 高松商

第37回秋季四国地区高校野球香川県大会
(58.10.8〜11.3)
【決勝】 丸亀商 8−5 高松商

第36回秋季四国地区高校野球大会
(58.11.20〜23 徳島)
【一回戦】 丸亀商 9−5 伊野商
【一回戦】 松山商 5−2 高松商
【準決勝】 丸亀商 13−12 池田
【決勝】 明 徳 5−4 丸亀商

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