古豪高松商、春夏甲子園出場
第45回選抜高校野球大会に出場した高松商は、植上投手を中心に大原、宮武、溝淵らの大型選手が揃い充実していた。一回戦は向陽(和歌山)に勝ったが、二回戦で鳴門工(徳島)に1-5と苦杯をなめた。しかし、春の四国大会では決勝戦で同校と再び対戦し2-1で甲子園の雪辱を果たし、四国の王座に就いている。
春季大会は高松工と多度津工が勝ち、初の工業高校同士の決勝戦となったが、広瀬、小林、井口らの投打にわたる活躍で高松工が初優勝を遂げた。
第55回全国高校野球選手権香川大会は記念大会で一県一校制となった。またこの年は6月より晴天続きで異常渇水となり、水道が全く使えず水筒に飲み水を入れ球場へ通った。大会は高松商が圧倒的な強さを見せ、決勝でも坂出商を4-1で下して春に続いて甲子園に出場した。
全国大会は作新学院(栃木)に江川投手がいて、その怪腕ぶりが大きな話題となり人気を独占していた。高松商は初戦取手一(茨城)を延長11回馬場の決勝スクイズで破り、二回戦京都商を1-0とサヨナラ勝ちした。波に乗って江川と対戦する予定だったが、作新学院が銚子商(千葉)に敗れたため銚子商と対戦し3-4で惜敗した。
秋季大会は丸亀商、丸亀の丸亀勢が勝ち、四国大会に出場したが丸亀は初戦で敗退、丸亀商も準決勝で部員11人の池田に0-6で完封された。 |
第４５回選抜高校野球大会
（４８．３．２７〜４．６）
【一回戦】 高松商 ２−０ 向陽
【二回戦】 鳴門工 ５−１ 高松商
第２６回春季四国地区高校野球香川県大会
（４８．３．２７〜４．６）
【決勝】 高松工芸 １−０ 多度津工
県代表決定戦
（４８．４．２２）
高松商 ７−０ 高松工芸
第２６回春季四国地区高校野球大会
（４８．５．１２〜１３ 高知）
【決勝】 高松商 ２−１ 鳴門市工
第５５回全国高校野球選手権香川大会
（４８．７．１５〜２７）
【決勝】 高松商 ４−１ 坂出商
第５５回全国高校野球選手権大会
（４８．８．８〜２２）
【一回戦】 高松商 ２−１ 取手一
【二回戦】 高松商 １−０ 京都商
【三回戦】 銚子商 ４−３ 高松商
第２７回秋季四国地区高校野球香川県大会
（４８．１０．２０〜１１．１０）
【決勝】 丸亀商 ８−４ 丸亀
第２６回秋季四国地区高校野球大会
（４８．１１．２３〜２６ 松山）
【一回戦】 丸亀商 ４−２ 今治西
【一回戦】 徳島商 １０−４ 丸 亀
【準決勝】 池 田 ６−０ 丸亀商 |
