高松一高、17年ぶり春の四国一に
春季大会は選抜出場校がなく26校で争われた。決勝に残ったのは力のある高松一と丸亀商だった。決勝戦は高松一の六条と丸亀商・井原の熱投で前半互角だったが、7回疲れの見えた井原に打者一巡の攻撃をかけて逆転し、5-2で高松一が2年ぶり7度目の優勝を飾った。四国大会でも徳島商、高知商を連破して、見事17年ぶりに四国の王座についた。
第50回全国高校野球選手権香川大会は記念大会のため一県一校制となり、各校とも色めき立ったが、ベスト4に残ったのは予想どおり高松一、高松商、丸亀商、観音寺商であった。準決勝高松一・対高松商は、エース六条が肘痛のため二年生古川が先発したが、高松商は後半粘り強く攻め4-3で逆転勝ち、その勢いで決勝戦でも丸亀商を下して3年ぶり10度目の甲子園出場を果たした。
全国大会でも初戦小山(栃木)に9回2-1でサヨナラ勝ちして古豪ぶりを示したが、次の静岡商戦には新浦投手が打てず大敗を喫した。
秋季大会は攻守に安定した力を持つ高松一と丸亀商が勝ち残り、高松一が優勝したが、四国大会の三位決定戦で再び対決。丸亀商の井原が3安打、11三振を奪う力投で雪辱し、翌春の選抜出場の可能性を残した。この大会に9人のメンバーで出場し、途中負傷者退場による交代選手不在のため、放棄試合という気の毒な試合もあった。 |
第２１回春季四国地区高校野球香川県大会
（４３．３．２７〜４．７）
【決勝】 高松一 ５−２ 丸亀商
第２１回春季四国地区高校野球大会
（４３．５．３〜４ 高松中央球場）
【決勝】 高松一 ３−２ 高知商
第５０回全国高校野球選手権香川大会
（４３．７．１６〜３０）
【決勝】 高松商 ８−３ 丸亀商
第５０回全国高校野球選手権大会
（４３．８．９〜２２）
【二回戦】 高松商 ２−１ 小山
【三回戦】 静岡商 １４−０ 高松商
第２２回秋季四国地区高校野球香川県大会
（４３．１０．２１〜１１．５）
【決勝】 高松一 ３−２ 丸亀商
第２１回秋季四国地区高校野球大会
（４３．１１．２１〜２５ 高知市営球場）
【準決勝】 徳島商 ３−０ 丸亀商
【準決勝】 帝京第五 ２−０ 高松一 |
