春季大会は高松一が久々の優勝
この年の春季大会は高松一の圧倒的な強さが目立った。それは準決勝11-0(対津田戦)、決勝10-0(対高松工芸戦)という大量得点に如実に現れている。決勝では特に久保、宮本、植田らの活躍が目を引いた。高松一の春季大会優勝は昭和30年以来実に11年振りである。
第48回全国高校野球選手権香川大会は参加29校450名の球児が12日間にわたる熱戦を展開した。最終的にはシード校4校の間で代表の座を争い、高松一が久保の好投と打線の援護で北四国大会出場を決め、一方高松商も川合・佐伯の継投と三橋・大北らの巧打で同様に代表権を手にした。北四国大会では、高松一が決勝戦において松山商に0-5と敗れた。
この大会ではシード校以外でも善通寺一、笠田、石田らがよく健闘した。とくに笠田は名門高松を下して二回戦進出を遂げ、石田も春の準優勝校高松工を下して二回戦に進出するなど、それまで下位と見られていたチームの善戦が目立った。個々の選手では、丸亀の立入、志度商の三野正、丸亀商の細川らが活躍した。
秋季大会は高松商、三豊工、丸亀商業、木田の4校が代表決定戦に残り、結果高松商と丸亀商が勝ち進み、四国大会に出場した。四国大会では、高松商が一回戦穴喰商に3-2で勝利したものの、二回戦松山商に3-5で屈した。 |
第１９回春季四国地区高校野球香川県大会
（４１．４．１〜２３）
【決勝】 高松一 １０−０ 高松工
第１９回春季四国地区高校野球大会
（４１．４．２９〜３０ 高知）
【一回戦】 高知 ４−３ 高松一
第４８回全国高校野球選手権香川大会
（４１．７．１６〜２８）
【準決勝】 高松一 ７−２ 志度商
【準決勝】 高松商 ５−１ 丸亀商
北四国大会
（４１．８．１〜２ 松山）
【決勝】 松山商 ５−０ 高松一
第２０回秋季四国地区高校野球香川県大会
（４１．１０．２２〜１１．２２）
【決勝】 高松商 ４−３ 丸亀商
第１９回秋季四国地区高校野球大会
（４１．１１．２０〜２３ 高松）
【一回戦】 高 知 ４−０ 丸亀商
【一回戦】 高松商 ３−２ 宍喰商
【二回戦】 松山商 ５−３ 高松商 |
