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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和46年
坂出商、選抜でベスト4
 第43回選抜高校野球大会に出場した坂出商は、左腕岩崎と右腕岡部の投手陣に田尻遊撃手、富永中堅手を中心とする堅い守りとチームワークの良さを特色とする地味なチームだったが、甲子園では一戦一戦力をつけていった。浜田(島根)、徳島商、近大付(大阪)といずれも1点差できわどく勝ち、準決勝で優勝した日大三(東京)に0-2で敗れたが、その健闘は大いに讃えられた。
 春季大会は、近年進境著しい琴平と高松工という新顔の決勝戦となり、琴平が橘投手の活躍で初優勝を遂げた。
 第53回全国高校野球選手権香川大会は、戦前の予想どおり準決勝に進出したのは攻守に安定した坂出商、香川投手を擁する坂出工、伝統の高松商、強打の高松一だった。第一試合の坂出決戦は、坂出商が選抜の自信と機動力で坂出工を6-0と退け、第二試合は高松一が6回に逆転して4-3で打ち勝った。北四国大会では、高松一は八幡浜に勝ったが、坂出商は今治西に3-4で惜敗し春夏連続甲子園出場の夢は消えた。高松一も決勝で今治西に0-2で敗れた。
 秋季大会は、準決勝高松東−坂出商、志度商−高松一の対戦となり、高松東と志度商が勝って四国大会出場を決めた。決勝では高松東が竹下投手の力投と機動力で5-1と志度商を下し初優勝した。四国大会では両校とも初戦で敗退し選抜大会出場も遠ざかった。

第43回選抜高校野球大会
(46.3.27〜4.6)
【一回戦】 坂出商 4−3 浜田
【二回戦】 坂出商 1−0 徳島商
【準々決勝】 坂出商 1−0 近大付属
【準決勝】 日大三 2−0 坂出商

第24回春季四国地区高校野球香川県大会
(46.3.28〜4.6)
【決勝】 琴平 4−2 高松工芸

四国大会代表決定戦
(46.4.24)
坂出商 14−0 琴平

第24回春季四国地区高校野球大会
(46.5.2〜3 高松)
【決勝】 徳島商 1−0 坂出商

第53回全国高校野球選手権香川大会
(46.7.16〜27)
【代表決定戦】 坂出商 6−0 坂出工
【代表決定戦】 高松一 4−3 高松商

北四国大会
(46.7.31〜8.7 松山)
【一回戦】 今治西 4−3 坂出商
【一回戦】 高松一 3−1 八幡浜
【決勝】 今治西 2−0 高松一

第25回秋季四国地区高校野球香川県大会
(46.10.26〜11.12)
【決勝】 高松東 5−1 志度商

第24回秋季四国地区高校野球大会
(46.11.20〜23 高知)
【一回戦】 高 知 3−0 高松東
【一回戦】 今治西 5−0 志度商

年史
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