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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和44年
丸亀商、井原投手を柱に活躍
 第41回選抜高校野球大会に出場した丸亀商は、井原−高木のバッテリーを中心に堅い守りと、西川を軸に攻撃力も備え充実していた。一回戦は左腕福間を擁する大田(島根)と対戦したが、13安打の猛攻で9-4と圧勝した。二回戦尼崎西(兵庫)には延長12回3-4で惜敗したが、9回裏無死満塁0-3のピンチに点を与えなかった井原の冷静な投球と堅い守りは圧巻だった。
 春季大会は、高松一と高松商の決勝戦となり投打に勝る高松一が12-3で勝ち、2年連続優勝を飾った。
 県代表決定戦の丸亀商と高松一は互角の力で、古川、井原の投手戦で1-1のまま延長戦に入ったが、10回裏一死満塁から古川が痛恨の死球を与え勝利を逃した。丸亀商は四国大会でも勝ち、香川県勢が2年連続で四国を制覇した。
 第51回全国高校野球選手権香川大会は高松一が坂出工に敗れる波乱があり、丸亀商と高松商が北四国大会に出場した。丸亀商は延長10回0-5、高松商は決勝で0-4といずれも松山商・井上投手の丁寧な投球にかわされた。松山商は全国大会でも、三沢(青森)と延長18回引き分け再試合のドラマを残して全国優勝している。
 秋季大会は大型打線の高松商と池内投手を擁する志度商が四国大会に出場した。志度商は初戦で敗退したが、高松商は準優勝だったので来春の選抜出場を確実とした。

第41回選抜高校野球大会
(44.3.27〜4.6)
【一回戦】 丸亀商 9−4 大田
【二回戦】 尼崎西 4−3 丸亀商

第22回春季四国地区高校野球香川県大会
(44.3.29〜4.13)
【決勝】 高松一 12−3 高松商

第22回春季四国地区高校野球県代表決定戦
(44.4.20)
丸亀商 2−1 高松一

第22回春季四国地区高校野球大会
(44.4.28〜29 高知)
【決勝】 丸亀商 2−0 新居浜商

第51回全国高校野球選手権香川大会
(44.7.16〜26)
【代表決定戦】 丸亀商 12−2 観音寺商
【代表決定戦】 高松商 8−2 坂出工

北四国大会
(44.7.31〜8.2 松山)
【一回戦】 松山商 5−0 丸亀商
【一回戦】 高松商 3−0 今治西
【決 勝】 松山商 4−0 高松商

第23回秋季四国地区高校野球香川県大会
(44.10.25〜11.16)
【決勝】 高松商 4−2 志度商

第22回秋季四国地区高校野球大会
(44.11.21〜24 高松)
【一回戦】 高松商 7−2 清水
【一回戦】 鳴 門 5−3 志度商
【準決勝】 高松商 2−1 西条
【決勝】 鳴 門 3−0 高松商

年史
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