高松商、惜しくも選抜での連覇ならず
前年に続いて第33回選抜高校野球大会に出場した高松商は今大会も大いに実力を発揮した。一回戦不戦勝、二回戦作新学院(栃木)を2-0で、三回戦東邦(愛知)を4-1で破った。準決勝の米子東(鳥取)戦では、2回に1点を先取されたものの、6回に大量4点を奪い、見事決勝に勝ち進んだ。決勝では法政二(神奈川)と対戦、5安打も得点には結びつかず、結局0-4で敗れ、惜しくも準優勝に甘んじることとなった。
第43回全国高校野球選手権香川大会は参加29校の実力にほとんど差はなく、波乱の連続だった。結局志度商・多度津工・坂出商・高松一の4校が代表決定戦に出場。多度津工が志度商に、高松一が坂出商に逆転勝ちし、北四国大会の代表権を手に入れた。高松一はまたしても松山商の軍門に降りたが、多度津工は川之江(愛媛)を4-1で破り、甲子園をかけて松山商と相まみえた。多度津工が初回に先取点を挙げたが、山下の好投に抑えられ1-2で惜敗、甲子園出場はならなかった。
秋季大会は、準決勝でやはり高松商を下した丸亀と、実力をつけてきた多度津工が四国大会への切符を手にした。両校とも初めての四国大会出場とあって新しい力に期待が集まったが、多度津工は一回戦敗退、丸亀が三位決定戦で徳島商と引き分け、選抜出場には至らなかった。 |
第３３回選抜高校野球大会
（３６．３．２９〜４．５）
【二回戦】 高松商 ２−０ 作新学院
【三回戦】 高松商 ４−１ 東邦
【準決勝】 高松商 ４−１ 米子東
【決勝】 法政二 ４−０ 高松商
第１４回春季四国地区高校野球香川県大会
（３６．４．１〜８）
【決勝】 多度津工 ５−４ 志度商
春季四国大会代表決定戦
（３６．４．２３）
高松商 ３−０ 多度津工
第１４回春季四国地区高校野球大会
（３６．４．２９〜３０ 高知）
【決勝】 高知商 ４−３ 高松商
第４３回全国高校野球選手権香川大会
（３６．７．１６〜２７）
【準決勝】 多度津工 ７−５ 志度商
【準決勝】 高松一 ４−３ 坂出商
北四国大会
（３６．７．３１〜８．１ 松山）
松山商 ６−１ 高松一
多度津工 ４−１ 川之江
【決勝】 松山商 ２−１ 多度津工
第１５回秋季四国地区高校野球香川県大会
（３６．１０．２９〜１１．１３）
【決勝】 丸亀 ４−１ 多度津工
第１４回秋季四国地区高校野球大会
（３６．１１．１９〜２６ 高松）
【準決勝】 松山商 ８−０ 丸亀 |
