大会史上初のナイター試合
第38回全国高校野球選手権香川大会は28校参加のもとに行われ、近年めきめきと頭角を現してきた観音寺一が決勝に進出、高松商と共に北四国大会に出場した。県大会では観音寺一の泉宮・三好・藤田の好守好打が目立ち、一方高松商の立石・石川・安西らもよく活躍した。
北四国大会に出場した観音寺一、高松商は球神利あらず、共に西条、松山商(愛媛)に敗れ、3年連続香川県からの甲子園出場はならなかった。
この年、甲子園球場にナイターの設備が整い、大会第一日目、伊那北(長野)−静岡の間で大会史上初のナイター試合が行われた。
地方予選参加校は1739校。昨年より18校増し、まさに天井知らずの増加ぶりであった。代表23校の中には名門北海(北海道)・早実(東京)・中京(愛知)・岐阜商・浪商(大阪)・米子東(鳥取)・広島商・小倉(福岡)・平安(京都)と甲子園のいわゆる常連が顔を出した。これに加えて足利工(栃木)、滑川(富山)、県尼崎(兵庫)、鶴見丘(大分)らの新顔が加わり、四国からは西条(愛媛)と徳島商が代表として出場した。本大会では新進古豪入り乱れ、1点差試合を9試合も数えるような激しさで米子東・岐阜商・平安・西条がベスト4に残り、結局平安が岐阜商を3-2で破って33回大会以来5年ぶりに優勝旗を京の地に持ち帰った。 |
第２８回選抜高校野球大会
（３１．４．１〜８）
【一回戦】 浜松商 ５−２ 高松商
第９回春季四国地区高校野球香川県大会
（３１．４．２〜１０）
【決勝】 観音寺一 ６−４ 津田
春季四国大会代表決定戦
高松商 ５−２ 観音寺一
第９回春季四国地区高校野球大会
（３１．５．１２〜６．１０ 高松）
【決勝】 高松商 ４−３ 徳島商
第３８回全国高校野球選手権香川大会
（３１．７．１４〜２５）
【決勝】 高松商 ２−０ 観音寺一
北四国大会
（３１．８．２〜３ 松山）
【決勝】 松山商 １０−２ 高松商
第１０回秋季四国地区高校野球香川県大会
（３１．１０．２７〜１１．１１）
【決勝】 高松商 ２−１ 丸亀商
第９回秋季四国地区高校野球大会
（３１．１１．１７〜１８ 高知）
【決勝】 高松商 ３−０ 高知商 |
