坂出商、惜しくもベスト4ならず
第39回全国高校野球選手権香川大会は参加28校、シード校の志度商・高松がそれぞれ3回戦で小豆島、高松一に敗れるという波乱があった。同じくシード校の高松商・坂出商は共に準決勝に進み、両校の間で決勝が行われた。攻守にまとまりのある坂出商が、安藤と磯崎の好投で6-0と完封して北四国大会に高松一と共に出場した。
北四国大会では坂出商が西条(愛媛)を完封、高松一が松山商(愛媛)に1-5と敗れ、代表権をかけて坂出商と松山商が激しい闘志で渡りあった。延長13回、ついに坂出商に凱歌が上り、37回大会に続いて戦後二度目の代表となった。
全国大会の話題は早実(東京)の春夏連続優勝がなるか、またその大黒柱王と渡りあって岐阜商の清沢がどのような投球をするかであった。予選参加校は昨年より30校増の1769校、晴れの23の代表校のうちには岐阜商・写実・平安(京都)らの古豪にまじって10校の新顔が名を連ねた。10校の初出場は大会史上でも珍しいといわれている。
坂出商もエース安藤を中心にがっちりとよくまとまり、山形南・函館工を連破したが、準々決勝で戸畑(福岡)に敗れ、惜しいところでベスト4入りを逸している。春夏連覇をねらう早実も準々決勝で法制二高(神奈川)の軍門に降りた。結局、好投手曾根の健投で広島商が27年ぶりに宿願を果たした。 |
第２９回選抜高校野球大会
（３２．４．１〜６）
【一回戦】 高松商 ３−０ 愛知商
【二回戦】 高松商 ６−０ 甲府工
【準々決勝】 倉敷工 ４−０ 高松商
第１０回春季四国地区高校野球香川県大会
（３２．４．１〜８）
【決勝】 観音寺一 １−０ 坂出商
春季四国大会代表決定戦
（３２．４．１４）
高松商 ５−２ 観音寺一
第１０回春季四国地区高校野球大会
（３２．５．２６〜２７ 徳島）
【決勝】 高松商 ２−１ 今治西
第３９回全国高校野球選手権香川大会
（３２．７．１９〜３０）
【決勝】 坂出商 ６−０ 高松一
北四国大会
（３２．８．３〜４ 高松）
【決勝】 坂出商 １−０ 松山商
第３９回全国高校野球選手権大会
（３２．８．１２〜２０）
【一回戦】 坂出商 ４−０ 山形南
【二回戦】 坂出商 ５−１ 函館工
【準々決勝】 戸畑 ５−０ 坂出商
第１２回国民体育大会
【一回戦】 坂出商 ４−３ 大宮
【二回戦】 坂出商 ６−３ 岐阜商
【準決勝】 坂出商 ４−０ 寝屋川
【決勝】 坂出商 １−０ 広島商
第１１回秋季四国地区高校野球香川県大会
（３２．１０．２６〜１１．１０）
【決勝】 坂出商 ３−１ 志度商
第１０回秋季四国地区高校野球大会
（３２．１１．１７〜１８ 松山）
【決勝】 高知商 ８−０ 坂出商 |
