高松商、四国大会で西条に惜敗
第31回選抜高校野球大会は高松商が出場、一回戦は不戦勝、二回戦は2-1で天理(奈良)に競り勝ち、三回戦長崎南山(長崎)に0-1で惜敗した。
第41回全国高校野球選手権香川大会は高松商・高松・坂出商・丸亀商の4校がシード校に選ばれた。準々決勝で丸亀商が観音寺商に敗れるという予期しないハプニングもあった。準決勝では高松商・坂出商がそれぞれ観音寺商・高松を破り、決勝では高松商が松下の好投で坂出商を散発5安打に抑え、9回表上野の好打で岡田(行)が貴重な1点をあげ、サヨナラ勝ちした。戦後8度目の優勝をとげた高松商は北四国大会に出場、愛媛の優勝校西条と激しい攻防戦を演じたが、7回の運不運が勝敗を分け、0-2で涙をのんだ。
この年から予選地区が再編成され、代表29校となった全国大会には、平安(京都)・中京(愛知)・日大二(東京)・静岡商(静岡)・高知商(高知)などの古顔に新顔が9校も顔をそろえた。この年の大会はハワイ・アメリカ遠征のため8月8日から行われた。開会式には初めて皇太子殿下が来場され、華々しく開幕された。春の王者・中京が一回戦で高鍋(宮崎)に敗退、西条が平安に2-1と逆転勝ちするなど今大会も波乱が多かった。結局、好投手金子を擁する西条が延長15回に一挙6点を加え、8-2で宇都宮工(栃木)を破り大優勝旗を手にした。 |
第３１回選抜高校野球大会
（３４．４．１〜８）
【二回戦】 高松商 ２−１ 天理
【三回戦】 長崎南山 １−０ 高松商
第１２回春季四国地区高校野球香川県大会
（３４．４．１〜１３）
【決勝】 高松 ３−０ 丸亀商
春季四国大会代表決定戦
（３４．４．１８）
高松商 ５−０ 高松
第１２回春季四国地区高校野球大会
（３４．４．２５〜２６ 高松）
【一回戦】 徳島商 ７−４ 高松商
第４１回全国高校野球選手権香川大会
（３４．７．１７〜２５）
【決勝】 高松商 ２−１ 坂出商
北四国大会
（３４．７．３１ 松山）
西条 ２−０ 高松商
第１３回秋季四国地区高校野球香川県大会
（３４．１０．２５〜１１．１４）
【決勝】 高松商 １−０ 高松
第１２回秋季四国地区高校野球大会
（３４．１１．２１〜２２ 高知）
【決勝】 徳島商 ５−４ 高松商 |
