高松一、春・夏の甲子園出場
第21回全国選抜高校野球大会に出場した高松一は、関西(岡山)に9-3で勝利。二回戦は県勢として志度商、丸亀に続く三度目の対戦となる小倉(福岡)、しかし名投手福島の前に完封負けを喫した。
この年学校名が大幅に変更され、耳新しい校名で試合に臨んだ学校も多かった。第31回全国高校野球選手権香川大会の参加校は18校、怪童といわれた中西を中軸打者に北村・小原の投手陣を擁した高松一が下馬評どおり初優勝した。
北四国大会に出場した高松一と丸亀一は愛媛勢を退け、県勢同士の決勝戦を高松一が制し、春に続き初めての夏の甲子園出場を勝ち取った。
甲子園での高松一は次々と強豪を破り、準決勝戦で湘南(神奈川)と対戦した。この一戦は球史に残る白熱した戦いであった。先取点を取られた高松一は後半に追い上げ、2-2の同点としたが、延長10回1点を許し、2-3で敗れた。敗れたとはいえ好試合を演じた高松一と強打者中西の名は全国に知られることとなった。湘南はこの余勢をかって岐阜に勝ち、深紅の優勝旗は34年ぶりに箱根を越えたのであった。
この年より、高校所在地を東西に分け、さらに紅白に分かれての東西対抗戦が始まり、球児たちの親睦を兼ねた試合の場となった。 |
第２１回選抜高校野球大会
（２４．４．１〜６）
【一回戦】 高松一 ９−３ 関西
【二回戦】 小倉 ４−０ 高松一
第２回春季四国地区高校野球香川県大会
（２４．４．１〜７）
【決勝】 大川 １−０ 丸亀
高松一 ２−０ 大川
第２回春季四国地区高校野球大会
（２４．６．１８〜１９ 高松）
【決勝】 高松一 − 松山一
（雨天により無期延期）
第３１回全国高校野球選手権香川大会
（２４．７．１９〜２５）
【決勝】 高松一 ６−１ 丸亀一
北四国大会
（２４．７．３０〜３１ 高松）
【決勝】 高松一 ４−１ 丸亀一
第３１回全国高校野球選手権大会
（２４．８．１３〜２０）
【２回戦】 高松一 ６−４ 水戸商
【３回戦】 高松一 ５−０ 芦屋
【準決勝】 湘南 ３−２ 高松一
第３回秋季四国地区高校野球香川県大会
（２４．１０．１５〜２４）
【決勝】 高松商 ５−０ 志度商
第２回秋季四国地区高校野球大会
（２４．１１．１３〜１４ 松山）
【一回戦】 高知商 ２−１ 高松商 |
