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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

平成9年
強豪丸亀城西の復活
 選抜高校野球大会に出場校のない淋しい春季大会となったが、舛屋、大沼の本格派投手を擁する尽誠が圧倒的な強さで優勝した。準優勝した丸亀の粘りと、爆発的な攻撃力でベスト4入りした多度津工の健闘が光った。
 尽誠の連続優勝が期待された四国大会だったが、一回戦徳島商の強力打線に大沼投手の制球の甘さを狙われ1-7で大敗した。
 第79回全国高校野球選手権香川大会は尽誠が本命と言われていたが、準決勝で伏兵丸亀城西に打ち込まれた。決勝戦は谷友、白の投手陣の踏んばりと、強打の原田、増田を軸とする強力な打線で勝ち進んできた高松西と丸亀城西の対戦となったが、前半6点のリードを許しながら脅威的な粘りで逆転した丸亀城西が20年振りに甲子園へ出場することとなった。中野を中心とする集中打とエース林にかわって投げた、小柄な三宅投手の巧投が勝因として挙げられる。
 全国大会では、丸亀城西は一回戦で前橋工と対戦し相手の強力打線に4-8で負けたが、強豪丸亀商の復活を印象づけるものとなった。
 秋季大会は観音寺中央と尽誠がシードされたが、決勝に勝ち残ったのは尽誠と香川西で、尽誠の2年連続9回目の優勝となった。香川西は初の四国大会出場となった。しかし、2校とも一回職で敗退し、来春の選抜大会出場は難しいものとなった。

第50回春季四国地区高校野球香川県大会
(H9.3.27〜4.6)
【決勝】 尽 誠 8−6 丸 亀

第50回春季四国地区高校野球大会
(H9.5.3〜4 徳島)
【一回戦】 徳島商 7−1 尽 誠

第79回全国高校野球選手権香川大会
(H9.7.16〜30)
【決勝】 丸亀城西 11−8 高松西

第79回全国高校野球選手権大会
(H9.8.8〜21)
【二回戦】 前橋工 8−4 丸亀城西

第51回秋季四国地区高校野球香川県大会
(H9.10.4〜11.1)
【決勝】 尽 誠 4−3 香川西

第50回秋季四国地区高校野球大会
(H9.11.24〜27 愛媛)
【一回戦】 徳島商 5−3 香川西
【一回戦】 明徳義塾 4−2 尽 誠

年史
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