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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

平成6年
バス事故と異常渇水
 第66回選抜高校野球大会に出場した尽誠は日大三(東京)と対戦したが、伊東投手の故障で終盤崩れ敗退した。
 春季大会は総合力に勝る高松商が抜けだし、2年連続9度目の優勝をした。吉武、中尾の新旧エースが二枚看板で頑張った。
 5月8日、琴平野球部が小豆島へ練習試合に行く途中、マイクロバスが転落して2名の野球部員が死亡し、16名が重傷を負うという大事故が起こった。多くの学校がバスを利用していることから危険が予想されたが、この事故をきっかけにバスの使用について規制が設けられ、大きな教訓を残した。
 この重苦しい中で、第76回全国高校野球選手権香川大会が始まった。琴平も悲しみを乗り越えて出場し、しかも初戦に大勝したのは立派だった。
 この夏は6月より雨がなく異常渇水のため運営には大変苦労した。全国各地から善意の水が届けられた。
 優勝したのは攻守に安定した坂出商で、3年振り7度目の甲子園となった。決勝戦は坂出商石原と尽誠伊東の息詰まる投手戦となったが、8回のバントで勝敗が決まった。
 全国大会では中越(新潟)と対戦したが穐谷投手が打てず1-2で惜敗した。
 秋季大会は旧チームの主力が残っている観音寺中央が初優勝し、四国大会でも準決勝に進み選抜大会に望みをつないだ。今治西(愛媛)藤井投手が3試合連続完封勝ちして優勝した。

第66回選抜高校野球大会
(H6.3.26〜4.4)
【一回戦】 日大三 10−4 尽 誠

第47回春季四国地区高校野球香川県大会
(H6.3.26〜4.4)
【決勝】 高松商 4−3 坂出商

県代表決定戦
(H6.4.24)
尽 誠 9−2 高松商

第47回春季四国地区高校野球大会
(H6.5.3〜4 高知)
【一回戦】 新 野 4−2 尽 誠

第76回全国高校野球選手権香川大会
(H6.7.16〜29)
【決勝】 坂出商 4−1 尽 誠

第76回全国高校野球選手権大会
(H6.8.8〜21)
【一回戦】 中 越 2−1 坂出商

第48回秋季四国地区高校野球香川県大会
(H6.10.1〜11.3)
【決勝】 観音寺中央 6−2 丸 亀

第47回秋季四国地区高校野球大会
(H6.11.19〜22 香川)
【一回戦】 観音寺中央 4−3 富岡西
【一回戦】 高 知 5−0 丸 亀
【準決勝】 今治西 2−0 観音寺中央

第39回全国高校軟式野球四国地方大会
(H6.7.31〜8.2 愛媛)
【準決勝】 松山商 6−5 津 田

年史
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