再生高松商、春夏甲子園へ
高松商が宮武監督になって初の甲子園となった第68回選抜高校野球大会は、初戦国士舘(東京)に2-4と敗れたが復活の兆しが見えてきた。
35校によって争われた春季大会に優勝した尽誠は、エース舛屋投手に加えて大沼投手の成長が著しく、投手力が他のチームを圧倒していた。準優勝の香川西は対照的に大型打線で打ち勝ってきた。
尽誠は、甲子園帰りの高松商との代表決定戦も3-2と競り勝って、地元で開催された四国大会に出場し、準決勝鳴門、決勝明徳義塾と連破して見事初優勝した。県勢にとっては8年振りの四国大会優勝であった。
第78回全国高校野球選手権香川大会は、高松商と尽誠の争いと見られていたが予想どおりの決勝戦となった。双方互角の試合展開となったが、5回に溝淵の強打で逆転した高松商が必死に食い下がる尽誠を2点差で振り切り、13年振り春に続いての甲子園出場となった。
全国大会では、一回戦浦和学院(埼玉)に溝淵、諏訪の本塁打で9-3と勝利を収めたが、二回戦で熊本工(熊本)の強力打線に1-5と敗れた。
全国優勝は松山商で、決勝戦右翼手矢野の奇跡の大遠投が話題となった。
秋季大会は、尽誠とダークホース三本松が代表となり、四国大会に出場したが、いずれも一回戦で敗退し、来春の選抜大会は絶望的となった。 |
第６８回選抜高校野球大会
（H８．３．２６〜４．５）
【一回戦】 国士舘 ４−２ 高松商
第４９回春季四国地区高校野球香川県大会
（H８．３．２７〜４．５）
【決勝】 尽 誠 ５−４ 香川西
県代表決定戦
（H８．４．１４）
尽 誠 ３−２ 高松商
第４９回春季四国地区高校野球大会
（H８．５．３〜４ 香川）
【一回戦】 尽 誠 ６−４ 鳴 門
【決勝】 尽 誠 ７−４ 明徳義塾
第７８回全国高校野球選手権香川大会
（H８．７．１５〜２８）
【決勝】 高松商 ５−３ 尽 誠
第７８回全国高校野球選手権大会
（H８．８．８〜２１）
【二回戦】 高松商 ９−３ 浦和学院
【三回戦】 熊本工 １−５ 高松商
第５０回秋季四国地区高校野球香川県大会
（H８．１０．５〜１１．２）
【決勝】 尽 誠 １２−０ 三本松
第４９回秋季四国地区高校野球大会
（H８．１１．２３〜２６ 高知）
【一回戦】 宇和島東 ２−１ 尽 誠
【一回戦】 徳島商 ５−０ 三本松 |
