坂出商、7年ぶり春の四国一に
選抜出場校がなく、全加盟校35校による春季大会でベスト4に進出したのは三豊工、香川西、寒川、坂出商のフレッシュな顔ぶれとなった。優勝は古豪坂出商で林、古池両投手の成長が目立った。決勝戦では延長16回、リードしながら景政のヒットでサヨナラ負けしたものの香川西の健闘も見事だった。
坂出商は四国大会でも、松山商（愛媛)、小松島西(徳島)を破って四国一に輝いたが、2試合で失点1と抜群の安定感を示した古池投手の活躍が優勝の原動力だった。
第70回全国高校野球選手権記念香川大会は、優勝候補の尽誠が3回戦で土庄に敗れるという波乱もあり、決勝に残ったのは順当に勝ち上がった坂出商と、松家、佐藤、前田を中心とする強力打線の三本松だった。決勝戦は3-2の接戦で坂出商が勝ち、6年ぶり5度目の甲子園を決めた。全国大会では古池投手が11奪三振を取りながら、打線が振るわず大垣商に0-3で完封負けした。坂出商には打線の強化が叫ばれた。
秋季大会は昨年に続き三本松と尽誠の決勝戦となり、尽誠が10-1と連続優勝をした。県内屈指の左腕宮地が攻守の中心として成長し、若い三本松を圧倒した。
四国大会でも尽誠は初戦、池田（徳島)に乱打線の末10-9と大逆転し、次の明徳義塾(高知)も宮地の粘投で9-6と勝ち、決勝で西条(愛媛）に4-6で敗れたものの準優勝した。 |
第４１回春季四国地区高校野球香川県大会
（６３．３．２７〜４．６）
【決勝】 坂出商 ３−２ 香川西
第４１回春季四国地区高校野球大会
（６３．５．３〜５ 香川）
【一回戦】 坂出商 ２−０ 松山商
【決勝】 坂出商 ２−１ 小松島西
第７０回全国高校野球選手権香川大会
（６３．７．１５〜２８）
【決勝】 坂出商 ３−２ 三本松
第７０回全国高校野球選手権大会
（６３．８．８〜２２）
【一回戦】 大垣商 ３−０ 坂出商
第４２回秋季四国地区高校野球香川県大会
（６３．１０．１〜３０）
【決勝】 尽 誠 １０−１ 三本松
第４１回秋季四国地区高校野球大会
（６３．１１．１９〜２２ 高知）
【一回戦】 尽 誠 １０−９ 池 田
【一回戦】 西 条 ５−２ 三本松
【準決勝】 尽 誠 ９−６ 明徳義塾
【決勝】 西 条 ６−４ 尽 誠 |
