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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和62年
尽誠、夏2連覇、雨で5日間順延
 第59回選抜高校野球大会は丸亀商が選ばれたが、初戦八戸工大(青森)戦で、守備の乱れと河村投手を最後まで攻略できず完封負けを喫した。青森勢は連敗記録を15でストップした。
 春季大会は尽誠を強気の攻めで下した三本松と、観音寺商の守りの乱れに乗じた高松商の決勝となり、高松商が6-4で7年ぶり7度目の優勝を遂げた。
 第69回全国高校野球選手権香川大会は悪天候に悩まされ、開会式から5日連続順延される異常事態となった。このため日程が大幅に変更され、初日の3試合を除いて6日間連続で1日4試合を行うという強行日程となった。ナイター設備のできていなかった当時、大会本部にとって大英断であった。この過密スケジュールの中で勝ち進んだのは、投手力の優れた尽誠と丸亀商だった。尽誠は準決勝で善戦する坂出を9回2-1とサヨナラで下すと、昨年に続き因縁の対決となった丸亀商を6-2で下し連続優勝した。大河監督の地道な指導が実り尽誠時代の到来を思わせるものだった。全国大会では初戦鈴木健のいる浦和学院(埼玉)を、伊良部の投打にわたる活躍で5-2と勝ち、甲子園初勝利を飾った。
 秋季大会の決勝戦は尽誠と三本松で行われ、尽誠が佐伯の適時打で3-2と逆転で下し、初の夏秋連続制覇を達成した。四国大会では両校とも初戦で敗退した。

第59回選抜高校野球大会
(62.3.26〜4.4)
【一回戦】 八戸工大一 4−0 丸亀商

第40回春季四国地区高校野球香川県大会
(62.3.29〜4.12)
【決勝】 高松商 6−4 三本松

県代表決定戦
(62.4.25)
丸亀商 6−3 高松商

第40回春季四国地区高校野球大会
(62.5.3〜4 愛媛)
【一回戦】 高知商 3−0 丸亀商

第69回全国高校野球選手権香川大会
(62.7.15〜30)
【決勝】 尽 誠 6−2 丸亀商

第69回全国高校野球選手権大会
(62.8.8〜21)
【二回戦】 尽 誠 5−2 浦和学院
【三回戦】 常総学院 6−0 尽 誠

第41回秋季四国地区高校野球香川県大会
(62.10.3〜11.7)
【決勝】 尽 誠 3−2 三本松

第40回秋季四国地区高校野球大会
(62.11.21〜24 徳島)
【一回戦】 高知商 6−1 三本松
【一回戦】 松山商 6−4 尽 誠

年史
60年  61年  62年  63年