戦国時代の県下高校野球界
第57回選抜高校野球大会は伊野商が渡辺投手の投打にわたる活躍もあって、初出場初優勝という明るいニュースが全国を駆け抜けた。不振の県勢の奮起を願う声も上がった。
春季大会の決勝戦は土庄に競り勝った坂出商と、観音寺商を完封した高松南で争われた。序盤に飯原を攻略した坂出商が、松本の好投で粘る高松南を5-3で振り切った。
第67回全国高校野球選手権香川大会は本命不在の大会となり、混戦を勝ち抜いた志度商、高松商、三本松、高松南が準決勝に進出した。決勝は高松商に6-5と競り勝った志度商と、高松南に完勝した三本松で行われた。三本松の二連覇なるかと言われていたが、志度商が戸崎投手の粘投と砂川、日下の快打で3-0と勝ち、4年ぶり3度目の甲子園出場をつかんだ。戦国時代の県高校野球界を象徴するような優勝だった。 全国大会では、初戦中越(新潟)に延長10回6-4と平井の本塁打などで競り勝ったが、二回戦で高知商の中山投手に0-4と完封された。しかし志度商の応援マナーの良さが大会でも評判となり特別表彰された。
秋季大会は開校9年目の高松西の新鞍投手が、5試合連続無失点という快腕ぶりを発揮し初優勝を飾った。四国大会でも初戦で三島(愛媛)を7-0と危なげなく完封し、準決勝で高知に延長11回3-4でサヨナラ負けしたがその健闘は立派だった。 |
第３８回春季四国地区高校野球香川県大会
（６０．３．２７〜４．５）
【決勝】 坂出商 ５−３ 高松南
第３８回春季四国地区高校野球大会
（６０．５．４〜５ 徳島）
【一回戦】 小松島西 １５−１ 坂出商
第６７回全国高校野球選手権香川大会
（６０．７．１４〜２６）
【決勝】 志度商 ３−０ 三本松
第６７回全国高校野球選手権大会
（６０．８．８〜２１）
【一回戦】 志度商 ６−５ 中 越
【二回戦】 高知商 ４−０ 志度商
第３９回秋季四国地区高校野球香川県大会
（６０．１０．５〜１１．４）
【決勝】 高松西 ４−０ 丸亀商
第３８回秋季四国地区高校野球大会
（６０．１１．２３〜２６ 愛媛）
【一回戦】 高松西 ７−０ 三 島
【一回戦】 池 田 １５−２ 丸亀商
【準決勝】 高 知 ４−３ 高松西 |
