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讃岐球児の歩み

連盟五十年史より抜粋して紹介しています

昭和61年
高松西、選抜初出場
 第58回選抜高校野球大会に初出場した高松西は、開会式で河田主将が「春風と夢運び……」と満点の選手宣誓を行い、初戦秋田と対戦した。序盤2点リードしたが、終盤、勝ちを意識したか逆転され初陣を飾れなかった。今大会も池田(徳島)が梶田投手の活躍もあり、2度目の優勝をして四国勢2連覇を達成した。
 投手力の育成を含めたレベルアップが叫ばれている中で、守田、綾野(丸亀商)、若松(丸亀)、伊良部(尽誠)、平井(高松東)、佐藤(志度商)、向井(石田)らの出現は低迷する県の高校野球界に大きな希望を抱かせた。
 第68回全国高校野球選手権香川大会は、高松西が準々決勝で丸亀商の鮮やかな速攻に屈し、春夏連続全国大会出場の夢が消えた。甲子園をかけ激突したのは丸亀商と尽誠だった。丸亀商守田、尽誠伊良部両エースの力投で接戦となったが、尽誠が競り勝ち初の夏の甲子園出場を決めた。全国大会では初戦で東海大四(北海道)の粘りに屈し、甲子園の壁を知ることとなった。
 秋季大会は、尽誠を倒した石田の活躍が目立ったが、決勝は丸亀商と左腕若松を擁する丸亀だった。丸亀決戦は丸亀の後半の猛追も及ばず、綾野の力投で丸亀商が5-4で3年ぶり8度目の優勝をした。四国大会でも丸亀は無念の初戦敗退をしたが、丸亀商は松山北(愛媛)を水野の劇的サヨナラ打で下し、選抜に足がかりを残した。

第58回選抜高校野球大会
(61.3.26〜4.5)
【一回戦】 秋 田 3−2 高松西

第39回春季四国地区高校野球香川県大会
(61.3.29〜4.12)
【決勝】 丸亀商 4−1 志度商

県代表決定戦
(61.4.21)
高松西 3−1 丸亀商

第39回春季四国地区高校野球大会
(61.5.3〜4 高知)
【一回戦】 高松西 1−0 八幡浜
【決勝】 池 田 4−2 高松西

第68回全国高校野球選手権香川大会
(61.7.15〜28)
【決勝】 尽 誠 4−3 丸亀商

第68回全国高校野球選手権大会
(61.8.8〜21)
【一回戦】 東海大四 7−6 尽 誠

第40回秋季四国地区高校野球香川県大会
(61.10.4〜11.2)
【決勝】 丸亀商 5−4 丸 亀

第39回秋季四国地区高校野球大会
(61.11.22〜25 香川)
【一回戦】 明徳義塾 3−0 丸 亀
【一回戦】 丸亀商 4−3 松山北
【準決勝】 池 田 6−2 丸亀商

年史
60年  61年  62年  63年